香川県高松市の篠原税理士事務所
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一見するとシンプルな相続にも意外な落とし穴が・・・
あるとき、妹さんから相続税についてご相談をいただきました。
「独身の兄が急死しました。父はすでに亡くなっており、母も高齢なので、私が手続きを進めています。」という内容です。
お兄様には配偶者や子どもがおらず、相続人はお母様だけです。
そのため、妹さんとしては「母が相続するだけなので、遺産分割協議も不要で、シンプルな案件だと思っています。」という認識でした。
実際、相続税申告の手続きだけを考えれば、そのように進めることも可能でした。
しかし、お話を伺っているうちに、お母様がすでに相当の財産をお持ちであることが分かりました。
そこで、お兄様の相続だけでなく、将来のお母様の相続まで含めて税額を試算してみることにしました。
試算の結果、お母様が財産を相続すると、将来の二次相続で妹さんが納める相続税が大きく増える可能性があることが分かりました。
もちろん、将来の相続税を正確に予測することはできません。
それでも概算で試算したところ、お母様が相続放棄をして、お兄様の遺産を妹さんが直接相続した方が、ご家族全体の相続税負担を抑えられる可能性が高いという結果になりました。
相続税の仕事では、目の前の相続だけでなく、その次の相続まで見据えて検討した方がよいという好例でした。
幸い、ご相談いただいた時期が早かったため、お母様は相続放棄の期限である3か月以内に家庭裁判所で手続きを行うことができました。
もし、相続放棄の期限を過ぎてからご相談をいただいていた場合、この選択肢は取れなかったことになります。
もちろん、相続放棄は、税金のことだけを考えて決定するものではありません。
しかし、早めに相談することで、税金面も含めて様々な選択肢を比較検討できるようになります。
相続税は「期限までに申告すればそれで良い」と思われがちです。
確かに間違ってはいません。
しかし、相続開始後、できるだけ早い段階で専門家に相談することで、ご家族にとってより良い方法を選択できる可能性があります。
高松市で相続税申告をご検討の方は、篠原税理士事務所までお早めにご相談ください。

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